アイスランド

アイスランドの国旗

国番号

+354

首都

レイキャビク

人口

364,260 (2019)

言語

アイスランド語

面積

103,004 km²

電圧・周波数

230 V

プラグの種類

ユーロプラグ · シュコー

通行区分

右

現地語名

Ísland

地域

ヨーロッパ

北ヨーロッパ

タイムゾーン

グリニッジ標準時

UTC±00

アイスランドは北大西洋に浮かぶ島国で、北極圏のすぐ手前に位置します。国土は火山活動によってつくられ、氷河、溶岩原、地熱地帯、滝、そして黒い砂の海岸が短い距離のなかに詰め込まれています。人口は四十万人に満たず、その多くが首都レイキャビクとその周辺に集まるため、街を出るとすぐに人の気配が薄くなります。日本の読者にとっての主役はオーロラでしょう。九月から四月にかけての暗い季節に、天候さえ合えば街の近くからでも観測の機会があります。ただしこの島の魅力はそこに留まりません。地熱で温められた露天の湯に浸かる文化は日本の温泉と響き合いますし、道路が島を一周しているため、レンタカーで景色が入れ替わり続ける旅を組めます。シェンゲン圏の一員なので日本のパスポートはビザ不要、通貨はユーロではなくアイスランド・クローナです。

アイスランドのビザ・入国制度

アイスランドはシェンゲン圏の加盟国で、欧州共通の入国ルールを適用します。日本のパスポート保持者は、観光と商用であれば「直近百八十日のうち通算九十日まで」のビザ免除で入国できます。この九十日はアイスランド単独の枠ではなく、シェンゲン圏全体で通算される点が要点です。アイスランドの前後にデンマークやノルウェーへ渡れば、同じ枠から消費されます。パスポートは出国予定日から三か月以上の残存があり、かつ発行から十年以内であることが要件です。この「発行十年以内」は日本ではあまり知られていない条件で、旧規格の増補済みパスポートを使っている場合に問題になることがあります。九十日を超える滞在、すなわち就労、留学、家族帯同については、渡航前に該当する長期の許可を取得してください。なお、シェンゲン圏ではビザ免除国の旅行者を対象とする電子渡航認証(ETIAS)の導入が予定されていますが、開始時期は繰り返し変更されてきました。渡航計画の段階で、必要になっているかどうかを欧州連合の公式案内で確認してください。

主なビザの種類

ビザ免除入国(シェンゲン)

百八十日間のうち通算九十日まで(シェンゲン圏全体で合算)

観光、商談、会議、親族や友人の訪問。日本のパスポートは対象で、アイスランドを含むシェンゲン圏全体に通算で滞在できます。入国審査で復路の航空券、滞在先、資金の証明を求められることがあります。

ETIAS(電子渡航認証、導入予定)

制度開始後に確定

ビザ免除国の旅行者を対象にシェンゲン圏が導入を進めている事前認証です。開始時期は繰り返し延期されてきました。発効後は日本の旅行者も出発前のオンライン申請が必要になる見込みです。予約前に欧州連合の公式案内で最新の状況を確認してください。

長期滞在の許可(九十日超)

目的と許可の区分により一年から数年、更新可

就労、留学、研究、家族帯同など、九十日を超える滞在のための許可です。アイスランド移民局への申請が基本で、目的に応じて雇用契約、入学許可、資金の証明などが求められます。渡航前に手続きを完了させてください。

アイスランド旅行の実務メモ

•日本のパスポートはシェンゲンのビザ免除で入国できますが、九十日はシェンゲン圏全体で通算されます。出国予定日から三か月以上の残存と、発行から十年以内であることの両方を満たしてください。

日本のパスポートはシェンゲンのビザ免除で入国できますが、九十日はシェンゲン圏全体で通算されます。出国予定日から三か月以上の残存と、発行から十年以内であることの両方を満たしてください。

•電子渡航認証、いわゆる ETIAS はシェンゲン圏で導入が予定されており、開始時期は変更されてきました。予約の段階で、渡航時に必要かどうかを欧州連合の公式案内で確認してください。

電子渡航認証、いわゆる ETIAS はシェンゲン圏で導入が予定されており、開始時期は変更されてきました。予約の段階で、渡航時に必要かどうかを欧州連合の公式案内で確認してください。

•通貨はアイスランド・クローナで、ユーロではありません。カードと非接触決済がほぼ全域で通用し、現金を使う場面はごく限られます。

通貨はアイスランド・クローナで、ユーロではありません。カードと非接触決済がほぼ全域で通用し、現金を使う場面はごく限られます。

•オーロラは天候に左右されます。適期は九月から四月で、複数泊を確保し天候に応じて動ける計画にするほど機会が増えます。一泊の日程で確約されるものではありません。

オーロラは天候に左右されます。適期は九月から四月で、複数泊を確保し天候に応じて動ける計画にするほど機会が増えます。一泊の日程で確約されるものではありません。

•風が強く、車のドアを開けた瞬間に突風で持っていかれて破損する事故が頻発します。レンタカーの保険では風によるドアの損傷が別扱いになっていることが多く、駐車時はドアを押さえながら開けてください。

風が強く、車のドアを開けた瞬間に突風で持っていかれて破損する事故が頻発します。レンタカーの保険では風によるドアの損傷が別扱いになっていることが多く、駐車時はドアを押さえながら開けてください。

•内陸の F 道路は夏季のみ開通し、四輪駆動車が必須です。二輪駆動車で進入すると保険が無効になります。渡渉が必要な区間もあるため、経験がなければ現地ツアーを使ってください。

内陸の F 道路は夏季のみ開通し、四輪駆動車が必須です。二輪駆動車で進入すると保険が無効になります。渡渉が必要な区間もあるため、経験がなければ現地ツアーを使ってください。

•冬季は日照時間が極端に短く、路面凍結と地吹雪も加わるため、一日に走れる距離が想定より縮みます。出発前に道路状況と気象の情報を確認する習慣をつけてください。

冬季は日照時間が極端に短く、路面凍結と地吹雪も加わるため、一日に走れる距離が想定より縮みます。出発前に道路状況と気象の情報を確認する習慣をつけてください。

•温泉と公共プールでは、水着を着る前に石鹸で全身を洗うことが厳格に求められます。塩素を抑えた運用と結びついた衛生管理で、日本の入浴習慣がある方には自然な手順です。公共施設では水着の着用が必須です。

温泉と公共プールでは、水着を着る前に石鹸で全身を洗うことが厳格に求められます。塩素を抑えた運用と結びついた衛生管理で、日本の入浴習慣がある方には自然な手順です。公共施設では水着の着用が必須です。

•南海岸のレイニスフィヤラ海岸では引き波による事故が起きています。波は不規則に大きくなるため、看板が示す線より海側へ出ないでください。

南海岸のレイニスフィヤラ海岸では引き波による事故が起きています。波は不規則に大きくなるため、看板が示す線より海側へ出ないでください。

•水道水はそのまま飲めます。品質が高く、ペットボトルを買い足す必要はほとんどありません。温水は地熱由来で硫黄の匂いがすることがありますが、問題はありません。

水道水はそのまま飲めます。品質が高く、ペットボトルを買い足す必要はほとんどありません。温水は地熱由来で硫黄の匂いがすることがありますが、問題はありません。

•物価は欧州の平均を上回ります。自炊できる宿とスーパーマーケットの活用が、体験を落とさずに支出を抑える最も確実な方法です。

物価は欧州の平均を上回ります。自炊できる宿とスーパーマーケットの活用が、体験を落とさずに支出を抑える最も確実な方法です。

•言語はアイスランド語ですが、英語は全土で広く通じます。日本語対応は一部のツアーに限られます。

言語はアイスランド語ですが、英語は全土で広く通じます。日本語対応は一部のツアーに限られます。
旅行概要

アイスランドの旅は、島を一周する環状道路をどこまで使うかで形が決まります。時間が限られるなら、レイキャビクを拠点に南西部だけで十分に密度があります。国会議事堂跡と大陸プレートの裂け目があるシンクヴェトリル、間欠泉のゲイシール、轟音の滝グトルフォスを回るゴールデンサークルは、半日から一日で完結します。南海岸へ向かえば、裏側に回り込めるセリャラントスフォス、黒い玄武岩柱のレイニスフィヤラ海岸、そして氷河湖ヨークルスアゥルロゥンへと景色が変わっていきます。時間があるなら環状道路を一周し、東部のフィヨルド、北部のミーヴァトン湖周辺の地熱地帯、そして鯨の街アークレイリを含めた構成になります。冬は暗く道路条件が厳しくなる代わりにオーロラの季節で、夏は白夜のもとで内陸の高地へ入れる季節です。どちらを選ぶかで、同じ島がまったく違う旅になります。

アイスランドを発見

なぜこの島に火山と氷河が同居しているのか

アイスランドの地形は二つの偶然の重なりで説明できます。第一に、この島は北米プレートとユーラシアプレートが左右に離れていく境界の真上に乗っています。裂け目からマグマが上がり続けるため火山と地熱が絶えず、シンクヴェトリルでは二つのプレートの間の裂け目を実際に歩けます。第二に、その場所が北極圏のすぐ手前という高緯度にあります。だから同じ島の上で、噴火がつくった溶岩原と、万年雪が押し固められた氷河が隣り合う。ヴァトナヨークトル氷河はヨーロッパ最大級の氷体で、その下に活火山を抱えており、噴火が氷を融かして洪水を起こす現象まで起きます。旅行者にとっての意味は、移動距離あたりの景観の変化量が異常に大きいということです。一時間走れば苔むした溶岩原から氷河の縁へ、さらに走れば湯気の立つ地熱地帯へ入ります。この密度が、短い日程でも満足度が下がりにくい理由です。

オーロラを「確率」として計画する

オーロラは天気ではなく太陽活動と地磁気の現象で、条件が揃っていても雲があれば見えません。アイスランドが有利なのは、島全体が観測に適した緯度に収まっている点です。北部まで移動しなくても、レイキャビク近郊の暗い場所で機会があります。季節は空が暗くなる九月から四月で、真冬は夜が長い分だけ観測できる時間帯が広がります。計画の要点は三つあります。第一に、複数泊を確保すること。一泊で確約されるものではありません。第二に、天候に応じて動けるようにしておくこと。現地のツアーは雲の少ない方角へ移動する形をとります。第三に、宿の立地を選ぶこと。街灯から離れた宿であれば、待ち時間を屋内で過ごせます。日本の読者に一つ補足すると、肉眼で見える色は写真ほど鮮やかでないことが多く、緑がかった淡い光として認識されるのが普通です。期待値を調整しておくと、実際の体験に落胆しません。

温泉文化、日本の読者にいちばん近い部分

地熱の島なので、湯に浸かる文化が生活に根づいています。日本の温泉と重なる部分が多く、作法も理解しやすいはずです。最大の共通点は、湯に入る前に身体を洗うこと。アイスランドの公共プールと温泉施設では、水着を着る前に石鹸で全身を洗うことが厳格に求められ、これは衛生管理のために塩素を抑えている運用と結びついています。日本の入浴習慣がある方にはむしろ自然な手順です。相違点は水着の着用で、公共の施設では水着が必須になります。行き先の選択肢は幅があります。ブルーラグーンは規模と設備で知られる有名施設で、事前予約が前提です。北部のミーヴァトン・ネイチャーバスは同種の体験をより静かな環境で提供します。そして各町の市民プールは、地元の人が日常的に使う場所で、屋外の温水槽が併設されているのが普通です。旅の実感としては、この市民プールこそがいちばん生活に近い体験になります。

環状道路とレンタカー、事故になりやすい三つの点

島を一周する環状道路が旅の背骨で、レンタカーでの周遊が定番です。ただし日本の感覚のままだと危ない場面が三つあります。第一に風です。この島の風は突風として来ることがあり、ドアを開けた瞬間に持っていかれて蝶番を壊す事故が頻発します。レンタカーの保険で風によるドアの損傷が別扱いになっているのはそのためで、駐車時は風向きを見てドアを押さえながら開けるのが基本動作になります。第二に内陸の F 道路です。夏季にだけ開く高地の未舗装路で、法令上も契約上も四輪駆動車が必須、渡渉が必要な区間もあります。二輪駆動車で入ると保険が無効になります。第三に冬の路面と日照です。凍結と地吹雪に加え、真冬は日照時間が極端に短いため、走行できる時間そのものが限られます。いずれも、出発前に道路状況と気象の情報を確認する習慣があれば避けられます。給油所は地方では間隔が空くので、半分を切ったら入れておくのが安全です。

南海岸と氷河湖、短い日程で密度が最も高い区間

日程が四日から五日なら、レイキャビクを拠点にゴールデンサークルと南海岸へ絞るのが最も効率的です。ゴールデンサークルは、プレートの裂け目を歩けるシンクヴェトリル、噴出を繰り返す間欠泉のあるゲイシール地区、そして水量の多い滝グトルフォスの三点で構成されます。南海岸はさらに変化が大きく、裏側に回り込めるセリャラントスフォス、幅の広いスコゥガフォス、黒い砂と玄武岩の柱が並ぶレイニスフィヤラ海岸と続きます。ここは波が危険で、引き波にさらわれる事故が起きているため、看板の指示より海側へ出ないでください。さらに東へ走ると氷河湖ヨークルスアゥルロゥンに着きます。氷河から割れた氷が湖に浮かび、川を下って対岸の黒砂に打ち上げられる場所は、この島を代表する景観です。冬季は日照が短いため、この区間を一日で往復せず、南海岸に一泊する構成にすると無理がありません。

日本からの行き方、費用、季節の選び方

日本からアイスランドへの直行便はなく、欧州の主要都市を経由するのが基本です。北欧やロンドン、パリ、アムステルダム、フランクフルトなどからレイキャビク近郊のケプラヴィーク国際空港へ入ります。乗り継ぎを含めて片道十五時間前後を見ておくとよいでしょう。空港から市内までは車で四十分から一時間ほど、空港バスが運行しています。費用については率直に言って高い部類に入ります。宿泊、外食、レンタカー、燃料のいずれも欧州の平均を上回り、これは物資の多くを輸入に頼る島国であることに由来します。抑える方法はあります。自炊できる宿を選び、スーパーマーケットを使い、外食を絞ること。夏なら日照が長いので一日に回れる範囲が広がり、日数そのものを縮められます。季節は、オーロラと氷の洞窟を目的にするなら九月から三月、内陸の高地や白夜、道路条件の良さを取るなら六月から八月です。水は水道水がそのまま飲めます。

この目的地の楽しみ方

オーロラ

九月から四月の暗い季節が対象です。島全体が観測に適した緯度にあるため、北部まで行かずとも機会があります。複数泊を確保し、天候に応じて動ける計画にすることが成否を分けます。肉眼では写真より淡い緑に見えるのが普通です。

火山と氷河の地形

プレートの裂け目の真上にあるという地質条件から、溶岩原、地熱地帯、氷河、滝が短い距離に同居します。シンクヴェトリルでは二つのプレートの間を歩け、ヴァトナヨークトル氷河は氷の下に活火山を抱えています。

温泉と公共プール

地熱の島らしく湯に浸かる文化が生活に根づいています。ブルーラグーンのような大規模施設から、各町の市民プールまで幅があります。入浴前に石鹸で全身を洗うこと、公共施設では水着着用が必須であることが基本の作法です。

環状道路の周遊

島を一周する道路を使ったレンタカー旅行が定番です。風によるドアの損傷、夏季限定で四輪駆動が必須の内陸 F 道路、冬季の路面と短い日照という三点が、日本の感覚と最も違う部分になります。

南海岸と氷河湖

裏側に回り込めるセリャラントスフォス、黒砂と玄武岩柱のレイニスフィヤラ海岸、氷が浮かぶ氷河湖ヨークルスアゥルロゥン。短い日程で最も密度が高い区間です。海岸は引き波の事故があるため、看板の指示より海側に出ないでください。

お金と通貨

お金と通貨
ko

アイスランド・クローナ(ISK)

通貨コード: ISK

お金の実用的なヒント

世界有数のキャッシュレス、現金はほぼ要らない

アイスランドは現金をほとんど使わない国です。カードとタッチ決済が全土で通用し、給油所、地方の売店、山小屋、公共トイレの支払いに至るまでカードで完結します。日本の旅行者が現地で困るのは現金が足りない場面ではなく、両替した紙幣を使い切れない場面のほうです。したがって日本での事前両替はほぼ不要と考えて構いません。むしろ重要なのは、カード側の準備です。海外利用の設定を有効にしておくこと、利用限度額を確認しておくこと、そして無人の給油機で必要になる暗証番号を確実に思い出せるようにしておくこと。この三点のほうが、現金の額より旅の成否に効きます。

通貨はアイスランド・クローナ、ユーロではない

通貨はアイスランド・クローナです。北欧でありユーロ圏ではないため、ユーロの現金をそのまま使うことはできません。同じ旅程でユーロ圏の国を経由しても、通貨は別に扱う必要があります。もっとも、前述のとおり現金の出番自体が少ないため、両替を大きく考える必要はありません。為替相場は変動するので、予算を立てる際は出発前に現在の水準を確認してください。使い切れずに残ったクローナは、日本での再両替が不利になりやすいため、出国前に空港で使い切るか、そもそも最小限しか持たない組み立てが実務的です。

ATM は都市部に、ただし使う場面が少ない

ATM はレイキャビクをはじめとする都市部の銀行や商業施設にあり、日本発行の国際ブランドのカードで引き出せます。地方でも町の規模があれば設置されています。ただし繰り返しになりますが、この国では現金を使う場面がごく限られるため、そもそも引き出す必要が生じにくいのが実情です。引き出す場合、画面で「日本円で確定するか」と尋ねられたら、現地通貨建てを選んでください。円建てを選ぶと不利な換算が適用されます。予備として少額を持っておく程度で、まとまった額を引き出す理由はほとんどありません。

チップは不要、支出はレンタカーと宿と食事

チップの習慣はありません。サービス分は価格に含まれており、追加の支払いは期待されていません。この国で支出を左右するのは、宿泊、外食、レンタカーと燃料です。いずれも欧州の平均を上回り、これは物資の多くを輸入に頼る島国であることに由来します。抑える方法は明確で、自炊できる設備のある宿を選び、スーパーマーケットを使い、外食の回数を絞ることです。夏であれば日照が長く一日に回れる範囲が広がるため、日数そのものを縮められる点も、結果的に総額を下げる要因になります。

ご注意: 渡航前に必ず最新の為替レートを確認してください。両替は空港や銀行、認可された両替所で利用できます。

お金に関するよくある質問

アイスランドの通貨は何ですか。ユーロは使えますか。

通貨はアイスランド・クローナです。ユーロ圏ではないため、ユーロの現金をそのまま使うことはできません。ただし現金を使う場面自体が非常に少ない国なので、両替について大きく悩む必要はありません。カード中心で組み立てるのが標準的な過ごし方です。

現金はどのくらい必要ですか。

ほとんど必要ありません。給油所、地方の売店、山小屋に至るまでカードが通用します。予備として少額を持つ程度で十分で、日本での事前両替はほぼ不要です。むしろ、使い切れずに残ったクローナの再両替のほうが不利になりやすいため、持ちすぎないほうが合理的です。

カードで気をつけることはありますか。

三点あります。第一に、出発前に海外利用の設定と利用限度額を確認しておくこと。第二に、暗証番号を確実に思い出せるようにしておくこと。無人の給油機では暗証番号の入力が必要で、これが分からないと燃料を入れられません。第三に、支払いや引き出しの画面で日本円建てでの確定を求められたら断り、現地通貨建てを選ぶことです。

物価はどのくらい高いですか。

欧州のなかでも高い部類です。宿泊、外食、レンタカー、燃料のいずれも平均を上回ります。理由は明快で、物資の多くを輸入に頼る島国だからです。抑える方法も明快で、自炊できる宿を選び、スーパーマーケットを活用し、外食を絞ること。夏なら日照が長いぶん一日に回れる範囲が広がるので、滞在日数を短縮して総額を下げることもできます。

レンタカーの費用で見落としがちな点はありますか。

金額そのものより、保険の適用範囲を確認してください。この国では突風で車のドアが持っていかれて破損する事故が多く、風によるドアの損傷が通常の保険と別扱いになっていることがあります。また、内陸の F 道路は夏季のみ開通し四輪駆動車が必須で、二輪駆動車で進入すると保険が無効になります。渡渉が必要な区間もあります。契約時にこの二点をどう扱うかを確認しておくと、想定外の請求を避けられます。
駐在公館

アイスランドにある大使館

この国に拠点を置く各国の大使館・領事館です。公館を選ぶと詳細ガイドと連絡先が開きます。

よくある質問

アイスランドにビザは必要ですか。

観光や商用の短期滞在であれば、日本のパスポートはビザ不要です。シェンゲン圏の共通ルールにより、直近百八十日のうち通算九十日まで滞在できます。日数はシェンゲン圏全体で合算されるため、前後に他の加盟国を回る場合は合計で計算してください。

オーロラは必ず見られますか。

確約はできません。太陽活動と地磁気の現象なので、条件が揃っていても雲があれば見えないためです。適期は九月から四月で、複数泊を確保し、天候に応じて移動できる計画にするほど機会は増えます。肉眼では写真より淡い緑に見えることが多い点も知っておくと、実際の体験との差が小さくなります。

何日あれば足りますか。

四日から五日であれば、レイキャビクを拠点にゴールデンサークルと南海岸に絞る構成が効率的です。氷河湖まで足を延ばすなら南海岸に一泊を加えてください。環状道路を一周して東部のフィヨルドと北部まで回るなら、夏で八日から十日を見ておくと余裕があります。

レンタカーは必要ですか。運転は難しいですか。

自由に回るならレンタカーが最も有効です。ただし日本と違う点が三つあります。突風でドアが破損する事故が多いこと、内陸の F 道路は夏季限定かつ四輪駆動が必須であること、冬季は日照が短く路面も厳しいことです。冬に運転経験が乏しい場合は、拠点を決めて現地ツアーを使う構成のほうが安全です。

温泉には水着が必要ですか。

公共の温泉施設とプールでは水着の着用が必須です。そのうえで、水着を着る前に石鹸で全身を洗うことが厳格に求められます。塩素を抑えた衛生管理と結びついた決まりで、日本の入浴文化がある方にはむしろ理解しやすい手順です。

通貨は何ですか。現金は必要ですか。

アイスランド・クローナです。ユーロではありません。カードと非接触決済がほぼ全域で通用し、現金が必要な場面はごく限られます。両替を厚めに用意する必要はありません。

冬と夏、どちらがよいですか。

目的次第です。オーロラと氷の洞窟を目的にするなら九月から三月、内陸の高地や白夜、走りやすい道路条件を取るなら六月から八月です。冬は景色が劇的になる一方、日照が短く行動できる時間が限られます。夏は日が長く動ける範囲が広がりますが、オーロラは見えません。

物価は高いですか。抑える方法はありますか。

高い部類に入ります。物資の多くを輸入に頼る島国であることが理由です。抑える方法は明確で、自炊できる宿を選び、スーパーマーケットを使い、外食を絞ることです。夏であれば日照が長く一日に回れる範囲が広がるため、日数そのものを短くできます。

このVisajaページは出発点としてご活用のうえ、申請前に最新の規則を公式の情報源で直接ご確認ください。