ウズベキスタン

ウズベキスタンの国旗

国番号

+998

首都

タシケント

人口

3,500万人

現地語名

O‘zbekiston

地域

アジア

中央アジア

タイムゾーン

Uzbekistan Time

UTC+05:00

ほか1件

ウズベキスタンはシルクロードのちょうど真ん中に位置する中央アジアの国で、人口およそ3,500万人、首都はタシケントです。サマルカンド、ブハラ、ヒヴァという三つの古都に、青いタイルのモスクとマドラサが今も建ち並び、奈良の正倉院に伝わる宝物の多くが、かつてこの道を通って日本まで届いたことを思うと、地理的な遠さほどには縁遠くない国だと感じられます。2018年以降は独立旅行者への門戸が大きく開かれ、日本を含む90か国近くの国籍が30日間ビザなしで入国できるようになりました。

ウズベキスタンのビザ・入国制度

日本国籍のパスポート保持者は、観光・商用・親族訪問のいずれの目的でも、事前申請なしで30日間ビザなしで入国できます。これはEU加盟国、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、シンガポールなど90か国近くに適用される制度の一部で、日本もその対象国として名前が挙がっています。入国時にパスポートへスタンプが押されるだけで、事前のオンライン申請は不要です。パスポートは到着日から3か月以上の残存有効期間があり、余白ページが1ページ以上必要です。この免除対象に含まれない国籍向けには、政府公式サイトから申請する電子ビザの制度があります。単数入国30日間、複数入国1年間、7日間のトランジット用など区分があり、手数料と審査日数は申請時点の公式案内で確認する形です。かつて存在した宿泊先ごとの登録(OVIR登録)は近年大きく簡素化され、ホテルは宿泊者情報を電子的に移民当局へ登録するため、ホテル利用者が追加で行う手続きは基本的にありません。民泊や未登録の宿泊施設に泊まる場合は、宿泊予約の控えや行程の記録を保管しておくと、出国時に滞在先を尋ねられても安心です。現金を持って入国する場合、2,000米ドル相当以上であれば入国時に書面で申告する義務があります。健康証明書の提出やビザ以外の追加費用は求められません。ビザなし入国の対象国リストは2018年以降も拡大が続いているため、出発前に政府公式サイトで最新の対象状況を確認することをおすすめします。

主なビザの種類

ビザなし入国(30日間、日本国籍対象)

入国ごとに30日間。パスポートは到着日から3か月以上有効で余白ページ1枚以上。事前申請不要、到着時にスタンプが押される。

EU加盟国、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、シンガポールなど90か国近くの国籍が対象で、日本もこの中に含まれます。観光・商用・親族訪問のいずれにも使えます。

観光用電子ビザ

単数入国30日間。審査は通常2営業日程度。承認書を印刷し入国時に提示。手数料は申請時点の公式案内で確認。

ビザなし入国の対象にならない国籍向けの制度です。政府公式サイトからオンラインで申請します。

複数入国電子ビザ(1年間)

有効期間1年間、1回の入国につき30日間まで。手数料と審査日数は政府公式サイトで確認。

中央アジア域内を行き来する旅程や、頻繁な出張・親族訪問向けの制度です。対象国籍は観光用電子ビザと同じです。

トランジット・商用・留学・長期滞在ビザ

トランジット電子ビザは7日間。商用ビザは30〜90日間で招へい状が必要。留学・就労ビザは1年更新制で、大学の入学許可や労働許可が事前に必要。審査は数週間単位。

タシケント経由の乗り継ぎ、招へい状に基づく商用渡航、大学への留学、就労許可、家族の呼び寄せなど、観光以外の目的向けの区分です。

出発前に知っておきたいこと

日本国籍は観光30日間ビザなし:日本を含む90か国近くの国籍が対象で、事前申請なしで到着時にスタンプが押されます。パスポートは到着日から3か月以上有効で、余白ページが1枚以上必要です。

電子ビザは対象外国籍向け:ビザなし入国の対象にならない国籍は、政府公式サイトから電子ビザを申請します。単数入国30日間、複数入国1年間、7日間のトランジット用などの区分があり、手数料と審査日数は申請時点の公式案内で確認してください。

宿泊登録は大きく簡素化された:ホテルは宿泊者情報を電子的に登録するため、ホテル利用者が追加で行う手続きは基本的にありません。民泊や未登録の宿泊施設に泊まる場合は、宿泊予約の控えや行程の記録を保管しておくと安心です。

旅行概要

ウズベキスタンはシルクロードの中心にある国で、中央アジアの中でも一国だけで旅程が組み上がる数少ない国です。5つの世界遺産が高速鉄道で数時間圏内に収まっているため、タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァを結ぶ王道ルートが自然に成立します。ティムール朝の青いタイル建築、活気あるバザール、プロフを中心とした食文化、そして旅行者の間で評判の高いもてなしの文化が、この国の旅の骨格を作っています。

ウズベキスタンを発見

ウズベキスタンの定番ルートはシルクロードの都市を地理的な順序でたどるもので、アフロシヨブ高速鉄道のおかげで長距離の陸路移動なしに7〜10日間で四都市をすべて回ることが現実的になりました。典型的な組み方は、タシケントで1〜2日ならして、列車でサマルカンドへ移動して2〜3日、続いてブハラで2日、そこからウルゲンチまで飛行機かひと晩がかりの夜行列車でヒヴァへ向かい、最後にタシケントへ戻って出国するという流れです。アフロシヨブの切符は4〜6月と9〜10月の繁忙期に売り切れやすいため、公式鉄道サイトか信頼できる旅行会社を通じて早めに予約しておくほうが安心です。日程に余裕があるならサマルカンドから日帰りでシャフリサブスを加えたり、フェルガナ盆地やカラカルパクスタンへ足を延ばして、この国のもう一つの表情に触れる旅行者も少なくありません。

この目的地の楽しみ方

サマルカンド:レギスタン広場とティムール朝の首都

世界遺産に登録された「文化の交差点」で、ティムールが14世紀に築いた帝都です。タシケントからアフロシヨブで約2時間。レギスタン広場、シャーヒ・ズィンダ廟群、ティムール自身が眠るグーリ・アミール廟(後のタージ・マハルの原型とされる)、ウルグ・ベク天文台跡など、2〜3日の滞在で見応えのある名所が揃います。

ブハラ:ポイ・カラーン、アルク城塞と商館群

中央アジアで最も中世イスラム都市の面影を残す旧市街で、サマルカンドから西へ約280キロメートル、丸2日の滞在が目安です。高さ47メートルのカラーン・ミナレット(チンギス・ハーンが破壊を免れさせたと伝わる)、ラビハウズの池を囲む広場、アルク城塞、旧商館群が中世さながらの街並みをつくります。

ヒヴァ:城壁に囲まれたイチャン・カラ

1990年にウズベキスタンで最初に世界遺産登録された城壁都市で、ブハラから北西へ約450キロメートル、ウルゲンチ経由の空路か夜行列車でアクセスします。未完成のまま全体が青いタイルで覆われたカルタ・ミノル、旧城塞クニャ・アルク、木彫りが美しいタシュ・ハウリ宮殿など、街全体が一日で歩ける野外博物館です。

タシケント:ソビエト・モダニズムの地下鉄とチョルスー・バザール

首都であり中央アジア最大の都市(人口約250万人)で、旅の拠点になります。駅ごとに意匠の異なるソビエト・モダニズム様式の地下鉄、青いドームが目を引くチョルスー・バザール、7世紀の写本を伝えるとされるハズラティ・イマーム複合施設など、1〜2日で街の空気をつかめます。

フェルガナ盆地とマルギランのイカット:手工芸と農業の中心地

国の東側に広がる盆地で、アンディジャン、マルギラン、コーカンド、リシュタンが連なります。マルギランはイカット織りの本場で、コーカンドには19世紀末の宮殿、リシュタンは青緑の陶器で知られ、あんずやザクロなど果樹の産地でもあります。壮大な旧都とは対照的な、ゆったりとした農村の表情が味わえます。

カラカルパクスタンとアラル海:サヴィツキー美術館とムイナク

西の果てに広がる自治共和国で、首都ヌクスにあるサヴィツキー美術館はロシア・アバンギャルド芸術の世界屈指のコレクションを収めています。そこから日帰りまたは1泊でアクセスするムイナクには、干上がった湖底に取り残された「船の墓場」があり、10月から5月の訪問がおすすめです(夏は酷暑)。

ウズベキスタン料理とチャイハナ文化、プロフ

国の顔ともいえる料理文化で、米・羊肉・にんじん・玉ねぎを炊き込んだプロフはユネスコ無形文化遺産にも登録された国民食です。地域ごとに配合の異なる何百もの作り方があり、シャシリク(串焼き)、ラグマン(手延べ麺)、サムサ(窯焼きの惣菜パン)、丸いパン「ノン」、緑茶とドライフルーツを囲むチャイハナの文化まで、食を通じてこの国の豊かなもてなし文化に触れられます。

お金と通貨

お金と通貨
лв

ウズベキスタン・スム(UZS)

通貨コード: UZS

お金の実用的なヒント

通貨はソム、紙幣の束がかさばります

ウズベキスタンの通貨はソムで、旅行者がまず驚くのは額面の大きさです。ちょっとした金額を両替しただけでも紙幣がかなりの厚みになるため、財布より少し大きめのポーチを一つ用意しておくと管理が楽になります。桁数を数え間違えやすいので、最初の数日は支払いのたびに一度確認する習慣をつけるとよいでしょう。両替は銀行や正規の両替所で行い、米ドルやユーロの紙幣は状態のよいものを持参してください。空港の両替所はやや不利なレートのことが多いため、到着時は必要な分だけ両替し、残りは市内の銀行で行うのが賢明です。ソムは国外での再両替が難しい通貨なので、余った分は出国前に使い切るか両替しておいてください。

ATMはタシケントと主要都市で利用でき、地方は事前準備を

Visa・Mastercard対応のATMはタシケントに広く普及し、サマルカンド・ブハラ・ヒヴァ・ヌクスといった主要都市の中心部でも問題なく使えます。地方の町や、アラル海方面、西天山の山あいの村へ向かう旅程になるとATMの数は急激に減るため、そうした地域へ出発する前に、近くの主要都市でまとめて引き出しておくのが安心です。引き出しには回数ごとに手数料がかかる仕組みが一般的なので、こまめに引き出すより、必要な分をまとめて引き出すほうが結果的に効率的です。

タッチ決済は主要都市中心、バザールと地方は現金

タシケントでは飲食店、カフェ、スーパー、大型ホテル、チェーン薬局でタッチ決済のカードが広く使え、サマルカンド・ブハラ・ヒヴァでも上質なホテルやレストランなら概ね対応しています。一方、家族経営の小さな宿やバザール(タシケントのチョルスー、サマルカンドのシヤブなど)、乗り合いタクシー、アフロシヨブ高速鉄道の窓口では現金のソムを求められることが多くあります。現地の決済アプリも普及していますが国内発行の口座が前提のため、旅行者が使う機会は限られます。ホテルやレストランはカード、市場やタクシー、地方の移動は現金と、あらかじめ使い分けを想定しておくと旅がスムーズです。

現金の申告義務と工芸品の買い付け

2,000米ドル相当以上の現金を持って入国する場合は、税関で書面による申告が必要です。申告を怠ると出国時に問題が生じることがあるため、両替予定額も含めて事前に見積もっておくとよいでしょう。マルギランのイカット織りやリシュタンの陶器など、工房や市場で工芸品を買い付ける場面では、現金払いのほうが値引き交渉がまとまりやすいという実務的な利点もあります。数日同行してくれる運転手やガイドへのチップは、タシケントのレストランではサービス料として含まれることもあるため、会計時に確認する習慣をつけると二重払いを防げます。

ご注意: 渡航前に必ず最新の為替レートを確認してください。両替は空港や銀行、認可された両替所で利用できます。

お金に関するよくある質問

よくある質問

観光目的であれば不要です。日本国籍のパスポート保持者は事前申請なしで30日間ビザなしで入国できます。パスポートは到着日から3か月以上有効で、余白ページが1枚以上必要です。

アフロシヨブ高速鉄道が標準的な移動手段です。タシケント〜サマルカンド間が約2時間、タシケント〜ブハラ間が約4時間です。4〜6月と9〜10月の繁忙期は当日券が取りづらいため、早めの予約が安心です。

ホテルに滞在する場合は、宿泊者情報を電子的に登録してくれるため、追加の手続きは基本的に不要です。民泊や未登録の宿泊施設に泊まる場合は、宿泊予約の控えや行程の記録を保管しておくと、出国時に滞在先を尋ねられても安心です。

このVisajaページは出発点としてご活用のうえ、申請前に最新の規則を公式の情報源で直接ご確認ください。