お金と通貨

タイのお金事情

更新日: 2026-08-23

お金と通貨
฿

タイバーツ(THB)

通貨コード: THB

お金の実用的なヒント

両替は市中の両替商:空港より5〜10%有利

タイの市中両替は東南アジアで最も競争的です。バンコク中心部の公認両替商(SuperRich Thailand、VFX、カシコン銀行のカウンター)は、空港のキオスクやホテルより一貫して5〜10%良いレートを出します。日本円はどの両替商でもそのまま両替できるので、米ドルを経由する必要はありません。到着後数時間分だけ空港で替え、まとまった額は市中で、が定石です。SuperRich(オレンジと緑の2系列)はバンコクの定番で、チェンマイとプーケットも競争が効いています。

タイのATMは外国カードに一律220バーツの手数料

タイの銀行(カシコン、バンコク銀行、SCB、クルンタイ)のATMは、外国カードでの引き出し1回ごとに一律220バーツの手数料を取ります。日本のカード会社側の海外手数料はさらに別です。金額にかかわらず定額なので、3,000〜5,000バーツ単位でまとめて引き出すのがコスト最小化のコツです。画面に「日本円建てで確定(DCC)」が出たら必ず拒否し、バーツ建てを選んでください。DCCのレートは大幅に不利です。

大手チェーンの外は現金の世界

バンコクの国際ホテル、デパート(セントラルワールド、エムクオーティエ)、チェーンレストランではVisa/Mastercardが確実に使えます。それ以外の屋台、市場、トゥクトゥク、ゲストハウス、寺院の入場料、フェリー、地方の店の大半は現金のみです。タイのQR決済(PromptPay)はタイの銀行口座を持つ居住者用で、旅行者は使えません。スマートフォン決済の普及した日本の感覚より、現金の出番はずっと多いと考えてください。

チップは「感謝の上乗せ」:義務ではない

タイに固定的なチップ文化はありませんが、観光向けサービスでは喜ばれます。屋台なら20〜50バーツの端数を残す程度、ホテルのレストランで10%、マッサージは1時間につき50〜100バーツの上乗せ、メータータクシーは10バーツ単位の切り上げ、ホテルのポーターは荷物1個20〜50バーツが目安です。一つだけ作法があります。チップは紙幣で。硬貨だけを残すのは失礼にあたります。

ご注意: 渡航前に必ず最新の為替レートを確認してください。両替は空港や銀行、認可された両替所で利用できます。

お金に関するよくある質問

タイの通貨はなんですか?

タイバーツ(THB、記号฿)です。紙幣は20・50・100・500・1,000バーツ、硬貨は1・2・5・10バーツ。最高額の1,000バーツ札は屋台や市場では崩せないことが多いので、100バーツ以下の小額紙幣を常に確保しておくのが実務のコツです。為替レートは変動するので、最初の両替で「1バーツが何円か」の感覚を作っておくと、以後の暗算が楽になります。

1日にどのくらい現金を持ち歩けばいいですか?

旅のスタイルで考えるのが実務的です。ゲストハウスと屋台中心の旅なら現金の出番自体は多いものの一回一回はごく少額で、快適なホテルとレストランの中級の旅なら、大きな支払いはカードに寄せられます。確実に現金が要るのは、カードが使えないトゥクトゥク、市場、寺院や離島の入場料・渡船。小額紙幣で最低500〜1,000バーツは常に携行し、減ったら翌日補充する運用が安全です。

日本で両替してから行くべきですか?

最小限で十分です。空港からの交通と最初の数時間分(5,000〜1万円相当)だけ用意し、まとまった両替はバンコク市中の公認両替商で。日本の銀行や空港のレートより明確に有利です。日本円の現金はタイのどの両替商でも直接両替できるため、米ドルを準備する必要はありません。SuperRich Thailandがレートの定番で、支店の多い市中で数店を見比べれば最良レートが見つかります。

ATMの手数料はいくらですか?

タイのATMは外国カードの引き出し1回につき一律220バーツです。金額にかかわらず定額なので、少額を何度もではなく、まとめて引き出すのが最適解です。これに加えて日本のカード会社の海外事務手数料(1〜3%程度)がかかります。ATMが提示する「日本円建て(DCC)」は必ず断り、バーツ建てで引き出してください。

Apple PayやGoogle Payは使えますか?

大手ホテル、デパート、チェーンレストランなど近代的な施設のNFC端末では使えます。しかしタイの商業の大部分は現金で動いています。屋台、ローカル交通、市場、寺院、ゲストハウスではどのデジタルウォレットも通用しません。スマートフォンの設定にかかわらず、バーツの現金は常に必要です。

タイの物価は高くなりましたか?

世界基準では今も屈指のコストパフォーマンスです。屋台と食堂、ローカル交通は依然として非常に手頃な一方、リゾート地(プーケット、サムイ)は本土より目に見えて高く、近年の値上がりでバンコクの高級店は東京の価格帯に近づいています。それでも「質に対する安さ」ではアジア最強クラスであり続けています。差がいちばん見えるのが食事で、屋台と一皿だけの店に寄せるほど安く、しかもうまくなります。何をどう頼むかは食のガイドに。

ATMの利用は安全ですか?

おおむね安全ですが、注意点はあります。路上の独立型ATMではなく、銀行支店内、ショッピングモール、セブンイレブン店内のATMを使ってください。孤立したATMでのスキミング被害は報告されています。カード挿入口を確認し、PIN入力は手で隠すこと。カードが使える店ではApple Pay等のウォレット払いにして、物理カードの露出を減らすのも有効です。

タクシーやGrabの支払いはどうすればいいですか?

Grab(支配的な配車アプリ)はアプリ内カード決済に対応しており、料金も事前確定で明朗です。バンコクのメータータクシーは現金のみ。運転手は500・1,000バーツ札を崩せないことが多いので、50・100バーツ札を用意しておきましょう。トゥクトゥクとソンテウ(乗り合いピックアップ)は常に現金・乗車前の料金交渉制です。空港では公式のタクシー乗り場の列を使えば、ぼったくりをほぼ回避できます。都市間の寝台列車から島へのフェリーまで、移動全体の組み立ては移動のガイドが扱っています。

入国ルール・ビザの種類・実用情報はタイの概要ページにあります。

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