お金と通貨

中国のお金事情

更新日: 2026-08-23

お金と通貨
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人民元(CNY)

通貨コード: CNY

お金の実用的なヒント

出発前にアリペイかWeChat Payへカードをひも付ける

中国は現金もカードも飛び越えて、モバイル決済社会に到達しました。屋台やタクシーからホテル代、博物館のチケットまで、事実上すべてがWeChat Pay(微信支付)とアリペイ(支付宝)で動きます。日本発行のVisa・Mastercard・JCBカードは、中国の銀行口座なしで両アプリに直接ひも付けできます。出発前に、アリペイ(メインとして推奨)とWeChatをダウンロードし、カードを登録、パスポート認証を済ませ、6桁の決済用PINを設定しておきましょう。カードの名義はパスポートの英字表記と完全に一致している必要があります。プリペイドカードやバーチャルカードは原則はじかれます。自宅の回線で済ませておくべき理由ははっきりしていて、アプリの配信元と認証の手順そのものが、中国国内のネット制限の内側では一段と面倒になるからです。

通貨は人民元(CNY)

公式通貨は人民元(RMB)で、基本単位は元(CNY)です。元の下に角(1/10)と分(1/100、事実上流通せず)があります。紙幣は1・5・10・20・50・100元。両替は銀行窓口(中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行)か空港の両替カウンターで、無許可の路上両替商は絶対に避けてください。日本の空港での事前両替はレートが不利になりがちなので、当座の分だけにとどめるのが実務的です。相場は動くので、出発前におおよその水準を見ておくだけにして、特定の数字を覚えないほうが安全です。

ATMは都市部なら十分、農村部ではまれ

中国の主要銀行(中国銀行、工商銀行、建設銀行、農業銀行)のATMは、海外発行のVisa・Mastercard・銀聯提携カードに対応し、人民元を引き出せます。都市部、つまり駅、空港、商業エリアには十分ありますが、小さな町や農村部ではまれです。上限は二つあり、どちらが効いているのかを知っておくと対処が変わります。ひとつは中国側のATMが定める1回あたりの上限で、機械や銀行によって幅があります。もうひとつは自分のカード会社が定める1日の合計です。前者に当たっているだけなら、単に二回に分けて引き出せば済みます。手数料は中国側と日本側の双方からかかります。ATMだけに頼らず、必ず予備の手段を用意してください。

海外カードの店頭直接払いはあてにしない

ホテルやデパートの端末にVisa・Mastercardのロゴがあっても、海外発行カードの店頭スワイプは安定しません。国際カードが確実に通るのは、大都市の高級ホテル、空港の店舗、一部のチェーンレストランまで。市場、タクシー、屋台、コンビニ、小さな食堂といった日常の支払いでは、アリペイまたはWeChat Pay経由のモバイル決済が唯一実用的な電子決済です。日本のデビットカードやタッチ決済単体での通用も限定的と考えてください。鉄道やネット環境と合わせた出発前の下ごしらえは移動のガイドにまとめてあります。

予備の現金はお守りとして携行

モバイル決済が支配的とはいえ、適度な現金を持ち歩くのが賢明です。一部のタクシー運転手、小さな売店、農村部の商店は今も現金を好み、あるいは現金しか受け付けません。スマホの電池切れ、アプリの不調、店のQRスキャナーの通信障害、どれも実際に起こります。都市部のATMで引き出し、100・50・20・10元の紙幣を織り交ぜて、ひも付け済みの決済アプリと並行して持っておきましょう。

ご注意: 渡航前に必ず最新の為替レートを確認してください。両替は空港や銀行、認可された両替所で利用できます。

お金に関するよくある質問

中国の通貨はなんですか?

人民元(RMB、「人民の通貨」の意)で、基本単位は元(CNY)です。1元は10角に分かれ、分(1/100元)は理論上存在しますが流通していません。紙幣は1・5・10・20・50・100元、硬貨は1元・5角・1角。最高額面が100元札で、これは街の食堂での2人分の昼食におおよそ相当します。日本の感覚より最高額面が小さいので、現金で持つとかさばりやすい点だけ覚えておくと荷物の組み方が変わります。

外国人がアリペイとWeChat Payを設定するには?

アリペイのアプリをダウンロードし、「Me(我的)」から「Bank Cards(銀行カード)」に進んでVisa・Mastercard・JCBカードを追加し、パスポート認証を完了します。6桁の決済用PINの設定が必要で、所要は数分です。WeChat Payは、WeChatの「Me」から「Services」「Wallet」と進んでカードを追加します。どちらもカード名義がパスポートと完全一致していることが条件です。設定は必ず中国到着前に済ませてください。現地ではネット規制でダウンロードや認証そのものが難航することがあります。

中国のATMで日本のカードは使えますか?

使えます。主要銀行(中国銀行、工商銀行、建設銀行)のATMは海外発行のVisa・Mastercard、多くの場合は銀聯提携カードにも対応しています。ATMのロゴを目印にしてください。駅・空港・商業地区など都市部には広くありますが、地方の町や農村部では見つかりにくくなります。引き出せる額には中国側のATMが定める1回あたりの上限と、自分のカード会社が定める1日の合計という二つの制限がかかり、手数料も双方から発生する前提で考えてください。

クレジットカードは店やレストランで直接使えますか?

ほとんど使えません。国際カードが通るのは大都市の高級ホテル、一部デパート、空港の店舗程度で、レストランからコンビニ、タクシーまで日常の商取引の大半はアリペイとWeChat PayのQRコードで動いています。カードをどちらかのアプリにひも付けていないと、毎日の支払いに本当に苦労します。

Apple PayやGoogle Payは中国で使えますか?

Google Payは中国本土では使えません。Googleのサービスは遮断されており、Playストアも機能しないので、必要なものは出発前に入れておく必要があります。Apple Payは技術的には対応していますが、海外発行カードではカードのネットワーク(Visa/Mastercard)対応端末でしか通らず、高級ホテルやチェーン店の外ではまれです。実用的なタッチ決済の代替は、海外カードをひも付けた後に使えるアリペイのNFCタッチ機能です。日常の支払いは、アリペイまたはWeChat PayのQRコード読み取りが主流です。

中国でチップは必要ですか?

中国本土にチップの習慣はなく、レストランでもタクシーでもホテルでも期待されません。むしろチップを差し出すと戸惑われることさえあります。この点は、日本の感覚のままで問題ありません。外国人客の多い高級ホテル・レストランはサービス料を加算する場合があります。ツアーのガイドやドライバーへの少額の心付けは喜ばれますが、義務ではありません。なお香港は慣習が異なり、チップはより一般的です。

日本で両替してから行くべきですか?

到着直後の出費(タクシー、SIM、最初の食事)用に少額の元を持っておくと安心ですが、日本の銀行・空港の対元レートは総じて不利です。最適解は、アリペイとWeChat Payのひも付けを済ませて到着し、当座の現金は空港の中国系銀行ATMで引き出し、それ以外はモバイル決済に頼るという組み合わせです。

中国の旅行物価はどのくらいですか?

コストパフォーマンスは非常に高い国です。目安として、屋台は1品10〜20元、レストランの食事は1人40〜100元前後、中級ホテルは1泊300〜600元、主要観光地の入場料は40〜200元程度。中距離の高速鉄道は250〜600元、国内線は400〜1,200元あたりを見ておけば大きく外れません。あえて円に換算していないのは、円建ての数字が中国の物価と為替の両方で二重に古くなるからで、実際に支払うのは元です。出発前に相場を一度見ておけば十分です。北京と上海は二線都市や地方より目に見えて高くつき、その差がいちばん分かりやすく出るのが食事です。何を頼むかは食のガイドが地方ごとに扱っています。

入国ルール・ビザの種類・実用情報は中国の概要ページにあります。

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